「ホームカミングデー開催報告」
内川義行(生物生産科学科 H4)
80周年記念イベントの一環として同日午後に「ホームカミングデー」が開催されました。出展ブース総数は45に上り数多くの方々にご参加いただきました。改めてこの場を借りて関係者に御礼申し上げます。具体的には卒業生が勤務する行政組織(11:農林水産省、関東農政局、長野県、山梨県、静岡県、福島県、伊那市、南箕輪村、根羽村他)、民間企業(10:種苗会社合同出展、測量設計、造園分野等)、さらに研究室・コース・個人による研究紹介(7)、その他学内外組織(9:同窓会、伊那谷アグリイノベーション機構等)が体育館内いっぱいに出展されました(カッコ内数字はブース数)。
各ブースでは在校生・卒業生はじめ、多くの訪問者が賑やかに言葉を交わす姿が見られました。また、体育館の外でも在校生や卒業生の農業者、飲食経営者によるブース(6)での手打ちそば、野菜・花卉、クラフトビール(Ina daze Brewing合同会社)等の販売、さらに教員と企業(八幡屋磯五郎、マルイチ産商)によるコラボ開発商品も並びお腹も満たしながらの楽しい場となりました。加えてJAZZ研究会やジャグリングのパフォーマンスもあり賑わいに花を添えました。
海外そして国内でも多くの旧帝大や私立大学ではホームカミングデーを毎年実施し、重要な位置づけをしております。そこでは、①在校生が卒業生と直接親身に交流することで、社会的な繋がりを持つとともに、相互に進路・就職に関する情報を通常のリクルート活動とは異なる雰囲気で率直に交換できること、②卒業生同士も世代や業種を超えて交流する良い機会となり、各自の交遊を広げ、自己啓発ができること、③大学のもつ最新の知見や参加者相互の情報交換すなわち「学びの場」としての意義があること、等が大いに期待されます。
農学部の卒業生は80周年を迎え1万人を超えるに至るとはされるものの、これまで卒業後の大学との関係は恩師や同級生、研究室仲間など一部に限られていたのではないでしょうか?ホームカミングデーはこうした現状を大きく転換し、新たな大学の役割を加える機能を有すると考えます。卒業生がこの1年に1度の機会を、単なる「思い出や懐かしさの場」だけにしてしまうのでなく、「弛まぬ学び合いの場」として一緒に育てていってもらえればと思います。
「来年もぜひ続けて実施してほしい!」との心強いお言葉も多数いただきましたので、今後も継続して実施してゆく方向で検討する所存です。どうぞ楽しみにしていてください。ご意見があれば、同窓会にどうぞよろしくお願いします。
来年も、農学部キャンパスでお会いしましょう!



